私が最近の大河ドラマを好まなかった理由の一つに、「ひっつめ娘」の存在がございます。どういう訳か大河ドラマには、「髪をぐりぐりっとひっつめにした」「史実に関わらぬオリジナルキャラで」「大抵は主人公の幼馴染やちょっとした因縁で関わりを持つようになる」「山賊や海賊の娘」なるものが登場する事が多いんですのよ。例えば近場では、『北条時宗』の木村佳乃や『毛利元就』の葉月里緒菜などなど。いや、私は大河ドラマの熱心な視聴者ではございませんので、詳しく紐解けばもっともっとわらわら出てくるんでございましょうが。
で。今年の大河ドラマったら、見事なまでにそこが空席でございましたのよね。あえて言うならお考?しかし、ヒロイン格の割にはあまりにも影の薄かった優香ちゃんよりは、むしろひでの方がずっとずっと「美味しい」キャラクターだったようで・・・まあ、無理やり言えばその鬱陶しさが捨助ポジション、と取れない事もありますまいが、それはそれでやっぱりちょっと違うよな、と。
なるほど、それだから私も心穏やかに視聴することが出来たんだわ・・・と得心しておりましたら、何の事は無い、また来年から復活するんですねひっつめ娘。それも、上 戸彩ですって。嗚呼、何てこったい。初手から見る気が無かった来年の大河ですが、逆の意味で興味が沸いてきちゃったじゃないか。何とも香ばしそうな予感がたまりません。くっくっく・・・とほほ。