丁度シャンプーとコンディショナーが切れたので、「お試しセット」として発売されていた資生堂の『TSUBAKI』を買ってみました。先日の新ブランドプレスリリース時に6人もの女優を担ぎ出して大騒ぎしていたので、ミーハーちゃんとしてはちょっと気になりまして。ええ。
で、帰宅して使用する前にパッケージを見てみたら、コンセプトが「日本女性の髪を美しく」って。で、内容成分としてのウリのポイントが、「上質の椿オイルを配合」って。おいおいおい、「日本女性」を打ち出すのはまるっきり「世界が嫉妬する髪」@アジエンスのパクリだし、椿油もしばらく前からブームとしてあちこちのメディアに取り上げられてるし。何だかなあ、あまりにも志が低いぞ!
その時点でかなり萎えちゃったので、先入観が無ければ「ちょっときついけどいい香り」と思ったかも知れない甘い椿油の匂いもやけに鼻についちゃったし、おまけにボトルがユニバーサルデザインになってなくって更に私内ポイント大減点でございます。入浴する時には裸眼になっているケースも少なくない上に、オイルベースのメーク落としを塗った後は洗い流してもまつげに油分が残ってしまって視界がぼやけるので、シャンプーとリンスを感触で判断するためのあのユニバーサルデザインのぽつぽつは、私にとっては意外と重要だったりするんですよ。洗い上がり、乾かした後の感じは別段悪くは無いんですが(それにしても香りはきつい)、やっぱりこのお試しセットが終わったらいつものヤツに戻そうっと。ちなみに、現在愛用してるのはアジエンスだったりします。うはは。
で、このTSUBAKIの6人の女優陣。ずらっと並んだポスターではおのおのの「キめ顔」をご披露しておられまして、まあその、「根拠なき自信にあふれた力強いまなざし」とか「何考えてるか判らないとおおおおおおくを見つめた瞳」とか、それぞれに髪なびかせつつ頑張っておられる訳ですが。一人右端で古典的なCM笑顔を振りまいている観月ありさの立ち位置があまりにも微妙で、見てるこっちがいたたまれなくなってしまうのは何故なんでしょうか。一人だけ何かが違うよね、何かが。それぞれに「何とかして気取って気取って高値を付けて頂こう」と頑張っておられる女優さんたちの中で、「私吉牛っす!安くて早くてウマいっす!ね、どんどん使って頂戴!」的なオーラを出してるのがいかんのか。観月ありさが居てくれるお陰で田中麗奈がほんのり救われていると言う事実はあるにせよ、「何故この中で観月。っていうか5人じゃいけなかったのか資生堂」と担当者を問い詰めたい気にさせられてしまうのはいかんともし難い訳でございます。こうして考えると、同じ物量作戦でも『マキアージュ』はそれなりにバランス取れてたな、と思わずには居られません。あ、そういえばこの"CMにほどほどの女優を大量投入"っていうやり方もパクりだなぁ。これは同社内だからいいんだろうけど。うーむ、何処もかしこも志が低いぞ、TSUBAKI。