ほしいもの・食器編。
織部の秋刀魚皿。なるべくごつくて、緑の釉が濃くて、無骨な感じのものが欲しいなあ。それも、長楕円ではなく長方形の。先日何かを作っていて、「ああ、このおかずとこのおかずを並べて織部に乗せたいな」と思ったのですよ。無骨系のお皿はあんまり持っていないのよね。今まであまり琴線に触れなかったというのもあるけれど、何せ収納を考えるとちょいと億劫で。いや、別に最近になって収納に余裕が出てきたなんて事はさらさら無いんだけど、「欲しい!」という気持ちが強まっている今なら、何とかやりくりできそうな気もするし。
漆器の盛り鉢。出来れば古代朱。ちらし寿司なんぞをどぉーんと盛ったら映えそうなやつを一つ、それに、日常使いでサラダなどをざくざく盛る事の出来そうなものが一つ。
漆器はまだまだ欲しくて、は反り(「端」と書いたり「羽」と書いたり、“はぞり”にも色々あるのねえ)の大きめなお椀とか、すっぽり手に収まる飯椀とか、洒落た溜塗のセンタートレイとか、取り分け用の椿皿とか、何だか最近漆器を見るとうずうずして参ります。安物買いの銭失いとは行きたくないので、ほどほどのお品を丁寧に使う方向にしたいんですが・・・ま、財務上の問題で、ねえ。
「1年しか使わない1000円の器と、10年使える1万円の器なら、価値は変わらない」と言いますが。うーん、うち、1000円以下の器でも何だかんだで結構長持ちさせちゃってるからなあ・・・。
焼締の平皿。トレイとしても使えるような、ぺったーんとしたふちの無い平皿も、欲しくてたまらないものの一つ。ちょっとした晩酌セットをやる時に、片口やらおつまみやらがすっと乗るお皿が欲しいなあ、と。
良いカトラリー。うーん、「良い」というとあまりにも漠然としているけれども。竹のスプーン・フォークとか、スッカラとか、すす竹のお箸とか、一生モノのステンレスのカトラリーセットとか。スッカラは、いかにも洋風のスプーンっぽいものではなくて、持ち手がすっとんとストレートで細くなってる物がいいなあ。
イッタラ・ティーマシリーズのシリアルボウル。うはは、流行り物に弱い。あの、かちっとふちが立ち上がった感じがなんとも。丸い器の癖にスクゥエアな風情がたまりません。色違いで揃えたいなあ。
昨日、ちょっとした贈り物を選ぶために輸入食器のお店に行ってみたんですが。久しぶりに洋物のブランド食器をあれこれ見たら、以前ほど心ときめかなくなってました(とは言いつつも、「あー!このオーバルトレイがあったら、何かの時に色々大きく盛り付けて映えるだろうに」と物欲がうずいたりはしたんですけども)。それよりも、軽くて手に馴染む木製の器の方がわくわくします。・・・もしかして、加齢と共に陶磁器の重さに耐え切れなくなってるとか・・・や、それはある、大いにあるな。ううっ。