幼児教室の先生曰く。
「不器用っていうのは遺伝しないんですよ。ただね、お母さんが『私は不器用だから・・・』と思っていると、ついつい子供と一緒に居る時に手先を使う遊びを避けがちになってしまって、それで手先を使う事が苦手になってしまう、という事はありますね。いわゆる、“環境遺伝”というものです」
ほほうなるほど!と甚く得心した私、早速お徳用折り紙パックを購入したと思し召せ。一体何の所以かと申しますれば、先日のお教室で、「おりがみびりびりしてスパゲッティをつくってみようね!」というひとコマがあった訳ですわ。で、むん子、「折り紙をびりびり千切る」という事がさっぱり出来なかったんでございます。あれの場合は、「引きむしる」という表現が一番ぴったり来るような。
いや、ちなみに申しますとね、他のクラスメートのお嬢さん方も、1人を除いては殆ど出来なかったんです。というより、1〜2歳児クラスでは、秋口に皆が揃って出来るようになれば上出来、という感じらしいんですな。なので、「出来ない」事自体は、当然といえば当然。
で、私としては、「あららさくらちゃん(むん子より2ヶ月遅い生まれ)は随分上手ねえでもしょうがないわよさくらちゃんのママはいかにも器用そうだし私は不器用だしむん子は私の娘だし」と泰然自若として構えていたのでございますが。そこにスコンと前述の先生のコメントが入ったので、おおっ心を読まれたかと驚きつつ納得したという次第でございますの。
で、いそいそお徳用折り紙を買って来て、「さあ煮るなり焼くなりむしるなり好きにせい!(でも本当は千切って欲しい)」とむん子に渡して見ました処。家事をする間折り紙にまみれさせて2時間放っておいたら、“縦にびりびりと長くちぎる”事を会得してましたよ、むん子。ちょいとびっくり。ついでに、100枚ほどの折り紙が思い切りべりべりと千切られて散乱している部屋の中の状況にもちょっとびっくりしましたが。
決して、「娘を器用に」と躍起になっているつもりは無いのですが。でも、まあ、人並みレベルにはなって欲しいなあと切望せずには居られない母心も一方にある訳で。だって、ハハは将来家庭科の授業で娘の代わりに宿題やってあげたりは絶対に出来ませんもの<ちなみに私はやってもらってました。おい!