根曲竹

f:id:furotarou:20120604123723j:image:medium:left「茹でて剥いたらあらこれだけ?」ながっかり案件と言えば、そらまめがその筆頭であることは論を待たないと思うのですが。
先日うっかり生協で注文した「根曲竹」というのも、これまたなかなかのツワモノでございました。

30分茹でこぼしてすっかり熱のこもったキッチンで、山積みの皮を目の前に途方に暮れる私。
しかも、ちょっと切ない事に、あれだけたっぷり剥いた筈なのにまだ外側の皮の部分が残っていたらしく、口の中にしょりしょりと残る何とも言えない繊維質。
「ゆず胡椒マヨネーズでお食べくださいね」との事だったので、歯ごたえの良い香ばしいアスパラ…みたいな味と食感をイメージしていたら、かなりの乖離に茫然でした。

という訳で、子どもたちばかりでなく歯が弱ってきた両親にも猫マタギされた可哀想な筍。
仕方がないので、土佐煮と若竹煮の中間、のようなものに煮てみたんですが…やっぱり本日も売れず。f:id:furotarou:20120605181035j:image:medium:right
そもそも蚕豆の場合は、「あらがっかり」の一部に「もっと食べたいのに」という気持ちが含まれている訳でして、つまりは「それだけのリスクを負っても食べたい」からこそつい買ってしまうんですが。
残念ながら我が家の味覚から行くと、この華奢な筍にはそこまでのバリューは無かったと…。

っていうかそもそも、私あんまり筍好きじゃなかったっけ。まさに「うっかり注文」の魔力!生協恐るべし。