あーあ。
黒 田知 永子がどんなに胡散臭いか、という話をせっせと書いていたんだけど、娘にノートPCの電源コードぶっこ抜かれました。がっかり。
「“カリスマ”って呼ばれるの嫌〜い」
といけしゃあとのたまう辺りがなんともアレな彼女ですが、昨日ふとつけた夕方のニュースで密着取材をしておりまして(いやもうホント、夕方ニュースのワイドショー化ってのは凄まじいものがありますな)。
全編ひたすら徹底して取材陣にタメ口と言う、とても40歳代の「知性ある女性」とは思えないようなカジュアルな語り口、撮影が終わった途端に、あたかも42.195キロを走り終えたマラソン選手にそうするかのように毛布とダウンジャケットを二人がかりで駆け寄って着せ掛けてもらう女王様っぷり(一応、「この冬一番の寒さの中、春の装いで笑顔を見せるプロ」というシーンだったんですけどね)、
「アタシ娘には厳しいみたいなのよね、『渋谷行っちゃダメ』とか」
という台詞から滲み出る
「アタシってこう見えて結構ちゃんと母親もやってるのよフフン」
な自負心などなど、いやはや見所満載の素敵な映像がたっぷり。黒 田ファンにはたまらない特集だったのではありますまいか(うぷぷ)。
それにしてもこの方、一見すっかり「今風の若くてイケてるママ」となりましたけれど、語っているのを見れば見るほどつくづく「永遠のJJレディ」ですな。見た目とブランド重視、何が何でも“ナチュラル”遵守。「まだ生き残ってたのか!」と思わず天を仰いだ“今井美樹リスペクト”な敬語抜き喋りに、バブルの濃厚な残り香を嗅いでクラクラしてしまった私でございます。きっと彼女、今中学生だという娘さんに、
「渋谷なんかに行っちゃダメ」
という台詞の後に
「そんな貧乏臭い処・・・どうせ行くなら六本木か麻布辺りにしときなさいよ」
なんてのをくっつけてそうな風情でございますわ<一体何の恨みがあるんだ?や、単に「JJ世代」の僻みな訳ですが。そして、かつての「黒 田リスペクトJJガール」転じていまや「超勝ち組(例えば、医者や弁護士の妻で白金在住系、自分で働かなくてもブランドまみれの優雅な暮らし)」になったヒトビトが、今の彼女(カリスマとはいえ勤労主婦、夫はアパレルメーカーのサラリーマン)をどんな目で見ているのかがちょっぴり興味深かったりします。