えー・・・何だかんだでばたばたしている間に、思いっきり春の新ドラマが始まっている訳ですが。今のところ、まともに1時間見たドラマ、ひとつもありません。嗚呼、何てこったい。
まあ勿論、育児で忙しくて腰据えてテレビ見ている暇がない、というのもあるんですが。それにしてもこのクール、「万難排してでも見たい!」と思う程の吸引力を持つ作品が無いんですよねえ(去年の『すいか』は、ズタボロヘロヘロになりながら噛り付くようにして毎週観てました)。
更に。最近わたくし、昔のVHSビデオテープをDVDに落とすという作業に手間取っておりまして。そっちで機器を占有されちゃってる都合上、ただでさえ乏しい“テレビ時間”がどんどん減っているという・・・。
さりとて、
「テレビ全然観てませーん、テレビって子供には有害だしー」
という生活している訳ではない、というのがほんのり不思議な我が家。夕方になるとついつい下らない主婦向けニュース番組つけちゃったりして、後は怒涛のグルメ系バラエティ大はしご生活。観てますよー、「ビストロSMAP」から「DEBUYA」まで、食べ物絡みのバラエティはもうやたらめったら。だってほら、ドラマと違って流し見・見逃しOKで気楽なんですものー。安いバラエティと思えば、構成の甘さも腹立たないし。
という訳で、すっかりドラマご無沙汰の私。と言っても、何も書かぬままシーズン始まりをスルーしてしまうのもアレですので、とりあえず簡単に二言三言ぶつぶつ言ってみようかな、などと。

愛し君へ
満を持して遅めスタートの月9。前クール『プライド』の香ばしさが凄まじかっただけに、もう何をやっても何だか気の抜けたサイダーみたいな雰囲気になりそうですが。フジッキーとミサッキーのよく煮えた大根コンビが、今回は一体どういう味を出してくれるのかが気になります<嘘つけ。
どうでも宜しいのですが、菅野美穂のあのうっとおしい髪型を誰か何とかしてくれまいか。どういうコンプレックスだか知りませんが、髪で頬を隠そうとするのは却って見苦しい、と誰か教えてあげて欲しいもんです。
ワンダフルライフ
フジテレビ大好きパターン、「敗残者同士の建て直し物語」。もちろんオープニングを飾るは、セピア色のメンバー勢揃い写真。この写真に写っている八嶋智人が妙に思いっきり爽やかだったんで、「あ、ちょっと見てみたいかなあ」と思ったんですけど。どうもなあ、主人公桐嶋(反町隆史)が何もかも失う、という展開の中で、
「負傷して解雇された上に元妻に身包み剥がれて」
というシチュエーションがあまりに短絡的かつ(たとえドラマとはいえ)ありえなさ過ぎる展開で、そこで脱落した次第でございます。いくら何でも元妻木村多江、ひど過ぎ。
このドラマ、タイトルからして人情方面に持ってっちゃうのかなあ。それよりも、「こうすれば(短期的にでも)野球は簡単に上達する」みたいな、いわゆる“へぇ”タイプの面白い方法論を毎週毎週出してきてくれれば面白そうなんですけども。
どうでも宜しいのですが、長谷川京子のあのうっとおしい髪型を誰か何とかしてくれまいか。どういうコンプレックスだか知りませんが、髪で頬を隠そうとするのは却って見苦しい、と誰か教えてあげて欲しいもんです。
アットホーム・ダッド
見る気まんまんでHDDの中に放り込んであります。ので、コメントは見てからという事で。
それにしても中村繁之、良かったねえ。どこに沈んでたかと思ったら、こんな所でお見かけすることになろうとは・・・感無量でございます。そのうち、光ゲンジの内海辺りもこうして復活してくるんでしょうか。しみじみ。
それと、書かずにはいられないFayrayネタ!今度は宮迫にくっついての挿入歌起用でございます。どこまで続くコバンザメ人生、密かに追跡する事が楽しみとなっている昨今の私ですわ。ほほ。
離婚弁護士
「和製アリー」?なら英語の勉強をかねて本チャンのDVD見ますわ・・・と言いつつ、佐々木蔵之介が気になってHDDに放り込んだまんまにしてあるんですけどね。さあ、レーティングクラッシャー天海ねえさん、久々の民放ピン主演で正念場。出演者ご一同様、脚本には随分自信がおありのようですが、数字にどう出るかは・・・あ、でも、これまでの10時台最大の壁であるNステが消えた今、チャンスといえばチャンスなんだなあ。まあ、ご健闘をお祈りいたします。
それにしてもミムラ、「フレッシュな顔を」という事で抜擢された“逸材”の筈が、フジばっかり連投連投ですっかり手垢付いちゃったなあ。
『ホームドラマ』
とにかくもう、どつよの髪型が。以上終了。
オレンジデイズ
私もしかすると、北川悦吏子的なものを身中に飼っているのかも知れない。そのあまりにダイレクトな欲望の発露を公共の電波で見せ付けられる度に過剰に反応して苛付くのは、もしかすると「私だってああいう事をしてみたいけどあそこまで恥ずかしい事を臆面も無く堂々とやることなんて、とても恥ずかしくって出来ない」という心理のなせる業なのかも知れない。
という訳で、長らく噛り付いていたキムタクをポイして、北川女史今度は柴崎コウちゃんに己を仮託してみる事にしたようです。美人で豪快で才能があってモテて、でもちょっと繊細で。で、素敵な恋愛なんかしてみちゃったりする。ああ、ああなりたいわ私。よし、それでは自分が主人公になったつもりでヒトツ“鮮やかな夕暮れの日々をドラマに焼き付けて”みちゃったりなんかして。うふふ。
・・・こうして書いてみると、自分の腹黒さがとても痛い訳ですが。とりあえず柴崎コウの設定に、「コウちゃんの瞳の強さを強調する」以外の何の必然性も感じられないので私はパス。いいじゃん、「就職できない男」と「就職する必要の無い女」とのラブストーリーで。それだって、この不況のご時世、恋愛においては充分に深い溝になると思うんだけどなあ。
あ、これはまあいちいち言わずもがなですが。白石美帆@女子大生、無茶
『新しい風』
あ、『離婚弁護士』の真裏でノーチェックだったわー。『レッツゴー!永田町』はほどほど面白かったけど、なかなかこういうのはねえ・・・。いっそ『ジュニア〜愛の関係』まで突っ走ってくれればアレですが、何せキャスティングがキャスティングなだけに、ほんのり中途半端になりそうな予感がひしひしと。
それはともかく、何だかんだで“マネ虎”吉田栄作、じわじわと復活して来ちゃったなあ。NYでの皿洗いは無駄じゃ無かったってことかい?ああ、ナンシー御大がこの栄作の晴れ姿をご覧になったら、なんと仰ったであろうか(感涙)。
『光とともに・・・』『電池が切れるまで』
原作モノで、どちらも重い題材を真摯に扱う形式のドラマらしいのですが。私は、そういうものであればあるほど見る事が出来なくなるタイプの人間です。これがドキュメンタリーなどであれば、また、書籍の形式で手にしたものであればまた別なんですが。どうしても私の中では、“ドラマ”というカテゴリの中で扱われるそういうテーマがしっくりと落ち着いてこない訳です。
勿論、感じ方は人それぞれだと思います。同様の状況に置かれている人だって、「ぜひ見て欲しい」と思う人もあれば「そういう扱い方をして欲しくない」と思う人だっているかも知れません。少なくとも、私は“ドラマ”でこういうテーマを視聴する事を個人的に好まない、そういう事です(そういうテーマを扱うことを決めた製作者に対して「安易だ」などと腹を立てるつもりはありません。その真摯さと勇気に敬意を表します)。
仔犬のワルツ
岡健と杉浦“パチプロ”幸!濃いっ!もう、これだけで完全保存版決定ですわ(という訳でHDD格納中未見)。しかし、今頃こんな企画やらせるくらいなら、しつこいようですが『星の金貨2』をなっちに渡すべきだったよなあ・・・何だか、「時既に遅し」という言葉が頭を駆け巡ります。『プライド』大失敗の野島伸司企画作品、果たして『フードファイト』に倣えるかどうか。誰もこれもが“往年の”という冠詞を付けてあげたくなるようなキャスティングの中、きっと熱演しているんであろうなっちに期待する今日この頃でございます。ま、笑わせてちょーだい。