27時間テレビが案外面白かったので、ついつい夜更かし。いやあ、さんまってやっぱり凄いわ・・・とつくづく感服いたしました。何が凄いって、本人のトーク以前に、さんまを前にした時の中堅芸人たちのテンパリ具合がそりゃもう(笑)。どれだけの影響力を行使してるんだ、っちう話ですわね。
萎縮する者、前へ前へとやたらに勢いづく者、「オレは呑み込まれないぜ」と冷静を装いつつ静かにテンパる者、そりゃもう色々で。何だか、そういう人間模様を見ているだけでお腹一杯の、正に「ザ・ヨシモト」な夜の27時間テレビでございましたな。それにしても品川、あさましいほどに勝負かけてたなあ。お疲れさん。
そういえば、「笑わず嫌い王選手権」のとんねるずもなかなかの見物でございました。木梨憲武の底力にちょっと瞠目。あれだけの地力がありながらちゃっかり石橋貴明と離れない辺りが、木梨の才人っぷりなんでしょうねえ。CM入りにきっちり合わせてのあの見事なボケには、ちょっと感動。
といいつつ実は、日テレでやってた裏番組がこれまた結構面白かったんで、途中からはそっちメインでザッピングしながら見てたんですけども。こっちは、ドキュメントとワイドショーの境い目を行ったり来たりの情報番組の特別編。何せもう、ホスト編がたまらなく面白かった!1晩に200万円使う女社長だの、ホステスに呑み潰される経営難のオーナーホストだの、年収1億の男だの。こうまであからさまに別世界の話となると、ただただ「へぇ〜」と面白がるより他はありません。
この番組、ホストばかりを追っかけている訳ではなく、トップを狙うキャバクラホステスの葛藤、なんていう括りの取材もあったんですが。同じ客商売でも、女性の場合には滲む悲劇性が、どうしてこうオトコだと「喜劇性」の方に転換されちゃうんだか。ホストって、いくら苦悩しても努力しても、すればするほど(特にテレビカメラと言う平面的なブツを通過すると)ひたすら滑稽に見えてしまうのは何故なんでしょうねえ。うーん、騙されてるお客が滑稽だから騙してるホストも滑稽に見えるのか。でも、キャバクラでお金ばらまく男性だって滑稽は滑稽だもんなあ。何でだろ。
ちなみにこの番組、来週月曜日の通常枠で、またも「ホスト追跡」をやるみたいです。ああ、楽しみだわあ<すっかり嵌っている模様。