結局、普段とても貧しい食生活を送っているので、たまーにちょっと頑張るとついつい“メモリアル”として日記に記述せずには居られない、という哀しい事実が厳然とそこに横たわっていたりする訳で。明けて本日のお昼ごはんは、肉の入らない冷蔵庫の残り物一掃セールチャーハンと、やはり冷蔵庫の隅から発掘されたラーメンスープを薄めて葱入れて誤魔化した若布スープでございました。なんかこう・・・全体的に貧しい。しく。
実は。
「手抜き」という言葉に対してちょっと反省する事があったんです。先日とあるサイトで、
「よく『手抜き料理を器の良さでカバー』などと書いてあるけれど、それじゃお皿が可哀想な気がする。私はどうせなら、好きな器に精一杯心をこめた料理を盛りたいと思う、器のためにも、それを食べる人(自分も含めて)のためにも」
と書いてあったのを拝読したんですね。で、胸を衝かれる思いを味わいまして。昨日もついつい「手抜き」の一言を書いてしまったし、<<UTSUWA>>の企画ページでも「出来合いのお惣菜を盛るのにぴったりな、お体裁を整えてくれる可愛いお皿」というような記述をした事のある私。でも、本当に、そんな事して折角の器が喜ぶ訳も無いんですよね・・・。
という訳で、味も技術も覚束ないなりに、「ここ一番、良いお皿を使うために」と、昨日は現状で許される限りの気合だけはこめたつもり(といいつつ、バジルソースは市販品だったり、敢えて煮込み料理は避けたりしちゃったんですが)。
しかし、たまにこうしてじっくりお台所と向き合うというのも、やっぱり楽しいものかも知れません<“たまに”だからだろッ。
いつもただどたばたと食事を作っているだけでは、なかなか味わえない事も見えない事もあるものです。・・・で、昨日久々に長々と台所に居座ってたら、あっちの汚れやこっちの非効率が目に付いて、今日は半日台所整理に暮れてしまいましたとさ。腰が痛いよ・・・とほほ。