月曜日辺りから咽喉に感じていた違和感が本格的に身体のあちこちに出始めたのは、木曜日の朝。金曜日の朝には、おなかが減ったと泣き喚く娘の声を遠くに聞きながら、身体を起こす事さえままならぬ熱と関節痛に苦しめられていたんですが。急遽母に助けを求めた処、
「あらー、アタシ今日お友達とランチの約束があるのよ。え?冷蔵庫何も無いの?じゃあなるべく早く戻るようにはするけど」
という返答。で、
「まったくアンタったらデブの癖に身体弱いんだから」
という捨て台詞を残して出かけていった彼女が次に顔を見せたのは、夜の8時でございました。その間にワタクシ、熱を押して無理やりご飯炊いてむん子に納豆ご飯を食べさせ、フラフラになりながら風呂にも入れて。いやね、普通のお母さんは風邪引いたってこれ位の事はしているわ、と言われれば勿論その通りなんですが。しかし、長男であるオットの実家にいらん我慢を強いてまで無理やり実家の極近に家を構えた意味は一体何処に。もっと言えば、こっちは母が熱出した咽喉腫れた血圧下がったと騒ぐたんびに、やれ父の食事の手配だ洗濯だお粥だと駆り出されるんですが。とほほ・・・。
で、土曜日は39度の熱出して終日完全にダウンしてました。いわゆる、ぶり返したってヤツですね。薬飲んで寝て、起きてちょっと胃に入れて薬飲んで寝て、の繰り返しで、ほぼ20時間近くも寝たでしょうか。何もかもを家事不能者のオットに任せてぐったりしていた訳ですので、夜半眠りから覚めた時に目にした家庭内の惨状にはまたも熱が上がる思いだったのですが、まあ任せられただけマシだったよな、という事で。しかし、チキンラーメン一つ満足に作れないって、一体どういう事になってるんだろう、オットの家事能力。ここまで来ると、ある種逆の意味での才能としか思えません。凄いや。
さて、明けて本日月曜日は、私の週唯一の出勤日。これがあるので、石に噛り付いてでも週末の間に風邪を何とかしておかなくちゃならなかったんですが。朝、むん子を連れて実家に行きましたら(出勤日はいつも実家に預けている)、
「あら、風邪もういいの?休んじゃえばいいのに」
おいおい、土日1度も顔見なかった癖にここで心配するフリしてどうするよ・・・という事ではなく、私がつい朝から苛ッとしてしまったのは、あまりにも安易に「休めば?」と言われた事。うーん・・・深く考えるとどつぼに嵌るので表面だけさらっと書いてしまうと、どうも今の私の“お仕事”に対して、母と私の考え方の間にはものすごく深い溝があるような気がしてなりません。“幼児の母”属性のある人間が“仕事”を大切に考える事って、そんなに悪いことなのかいな?ぐずぐず。