雨の中、午後からオットとむん子はオットの実家へ。日々写真を見せていた成果があったか、むん子祖父母を見るなり「じいじ、ばあば」とはっきり呼びかけて、自ら祖母の手を取りオットを玄関に置いてさっさと家の中に入っていったそうな。父はもうそりゃ大喜びで、二人が帰路に着いた後で「今こちらを出たからね」とうちに連絡を入れてくれたんですが、まあもういっそ可愛らしいほどに大はしゃぎでございました。
ことに父の琴線に触れたらしいのは、この点。
「むん子はもうひらがなが読めるんだよ!ボクに呼んで聞かせたんだよ!凄いだろうふろちゃん!」
絵本の中のひらがなを、目の前で拾い読みして見せたそうでございまして。いやあの、それって本日殊更の新発見ではなく、毎日見せられてますんで私、みたいな。あはは。
というよりおとーさん、それは、“読める”んじゃなくて、あくまでもイラストや写真と同列の扱いですから(たとえば、“は”と“な”は判るんだけど、それが並んでいても「はな」とは読めないのね。まだ“字”という概念そのものを理解してない訳)。とほほ・・・ああ、こうして周囲は、「うちの子って天才?」などと馬鹿馬鹿しい勘違いを繰り広げていくのでしょう。今度のひな祭り、オットの両親と私の両親が、いかにこの勘違いを幸せに増幅させて行くかを考えると、頭がクラクラ致します。あのね、皆さんの血の合流地点ですから、むん子は。残念!ええ、私は自分が産み落としたムスメに過大な期待なんてかけませんとも。っていうより、オノレを省みれば余計な期待なんぞかけられよう筈も無く・・・スマン、子よ。まあ身の丈でもって幸せに生きておくれ。
ちなみに、昨日の“振り込め詐欺”の件。オットは、「絶対に親父に抗議してやるッ」と鼻息荒く出掛けて行ったんですが、その前に父と母が喧嘩を始めてしまったんで(「全く、そんなのに騙されそうになるなんてお父さんはどうかしてる」「お前は後になってから冷静ぶってそういう事を言うが、実際に取ったのがお前ならもっと大変な事に云々」)、意気を削がれて何も言わずに話を打ち切ったそうです。これってもしかして、父母の作戦勝ち・・・?うはは。