お引越しこぼれ話。
今私が使っているファンデーションは、ちょっとした事情で駆け込み的に購入したコンビニ化粧品。勿体無いのでずるずる使っていたんですが、やっぱりどうも今一歩よろしくないんですな。まあ、こっちの肌年齢がナニだという理由もあるんでしょうが、どうしてもカバー力が無いというか浮くというか。ほとんどコスメに興味が無く、とりあえず見苦しくない程度にマナー感覚で塗っておけばいいか、というレベルの認識しかない私にとっても、「これはなあ・・・」な溜息物件だった訳です。
ところが、先日口紅を買った時に貰った某メーカーのファンデのサンプルが、これは非常によろしかった!いや、コンビニ化粧品と比べてしまっては、価格的にも双方に失敬なのかも知れませんが。しかし、何だか肌が一ランク明るくなったようなそのファンデーションの機能性の高さに、思わずうっとりしてしまったんですわ。で、「うわあ、これはいいわぜひ買い換えたいわ」と、物欲のベクトルが私としては珍しく化粧品関係に向いた訳です。
この機を逃したら、ものぐさな私のこと、いつコンビニ化粧品から脱却できるか判らない・・・という不安にも突き動かされ、まだパクトケースの中にはほどほどの残量があるにもかかわらず、ドラッグストアのコスメコーナーに飛び込んだのが、引越し1週間前の事でした。そう、「どうせなら引越しにコンビニ化粧品を持っていって、現地で捨ててきちゃえば帰りの荷物が減るわ!」と思った訳です。で、意気揚々と美容部員に向かって「これください!」と叫んだ所・・・なんと、売ってもらえませんでした
「お客様、今お手持ちのファンデーション、何とかあと1ヶ月持ちませんか?」
と。えええ?普通美容部員ってのは、あの手この手で化粧品を買わせようとするものじゃないの?と、コスメ素人の私はうろたえたんですが。彼女曰く、
「3月になったら、んもうすっごくすっごく凄まじくオススメの商品が出るんですッ!ちょうどその頃には、紫外線対策の内容も夏向けに変わってきますし、できればあと1ヶ月待って頂きたいんです。3月に出るそれは、絶対に絶対にオススメなんです!」
そこまで言われたら、その心意気に免じて引き下がらずには居られないじゃないですか。「判りました、3月になったらまた来ます」と約して(別に無理に予約を入れさせられたりもしなかった)、すごすごと帰路に着く私。ああ、折角盛り上がったのに・・・しょぼぼん。
でもまあ、やたらに買わせようとするよりはいいかな、まだ残りがあるのに慌てて買い換えることも無いし、3月になったら忘れずに買いに来よう・・・と、気持ちを切り替えていざお引越しの旅へ。で、スカタンな私と来たら、化粧品持って行くのを忘れましたんですよっ!
1泊ならともかく、外出予定ありの2泊3日。流石にまるで化粧品なしというのは、(年齢・素材共の問題として)大きくマナー違反だろうなあと言う事で・・・仕方なく、近くのコンビニで化粧品を買いました。ええ、勿論ファンデーションも。せめて1泊用のミニセットみたいなものは無いものか・・・と探したんですが、基礎化粧品関係(洗顔とか化粧水とか)ならともかく、塗りたくる系の一泊用ってのはありませんでしたわ。そして、私の肌は、またも当面若い子向けのコンビニファンデでカバーされる事に・・・世間の皆様、見苦しいモノを晒してごめんなさい。うう。