ラヴリーな赤と黄色のプチトマトの詰め合わせが、これまた大変にラヴリーなお値段で店頭に並んでいたため、ついつい2パック勢いでお買い上げ。で、帰宅してから、「買ったはいいもののどうしよう、いちいち全部湯剥きするのも面倒くさいしなぁ」としばし宙を見つめた後、そういえばピクルスのレシピが何処かに無かったっけ、と。
ほどなく『ストックだねで、毎日の料理がもっと楽になる』を発掘して該当ページを参照した処、なんだかクローブやらシナモンスティックやらが必要だ、と書いてあった訳ですね。えー、そうなのー、赤唐辛子やローリエなら常備してあるけど、クローブ?まあいいか、最悪お酢と砂糖と唐辛子があれば何とかなるだろう、とキッチンに戻り(はっ!そうか!私の場合、キッチンにレシピブックを置いていないのがいけないのだな!<普段レシピの分量を常にいい加減にやらかしている<ちなみにレシピブック系は夜寝る前にうっとり眺めるのが常)、スパイスの在り処を掘ってみたら・・・あらら、クローブもシナモンスティックもあるよ、我が家。しかも、賞味期限まーったく問題無いヤツが。掘らねば内容確認できないスパイススペースにしてしまった私が悪いのか、購入したモノを全く何の把握もしないままでいる私が悪いのか。ま、いずれにしても悪いのは私な訳ですが。
で、夕方、鮮やかな赤と黄のプチトマトをガラス瓶に入れてマリネ液を注ぎ入れながら、何だか戻れない遠い遠い道を来てしまった様な気になった今日。なんというかこの・・・瓶にころんころんと収まった2色のプチトマト(に、シナモンやらクローブやらローリエなどが浮いている)の図って、どうにもあまりに軽薄で座りが悪い気がしてなりません。自分で作っといて何を言うかという感じなんですが、私がこういう事をすると、(余人は知らず)「肝心の味は酷いのにお体裁ばかり整えてる気取った勘違いカフェのしつらえ」的な匂いがそこはかとなく漂ってくるようでございます。嗚呼物哀しき春の宵かな。