最近、「我が子を叱り飛ばさない親、多いなあ」と思う事が多くなりました。私の周囲に居る人たちが軒並みびしびし怒鳴るタイプばかりなので、余計にそう思うのかも知れませんが。
例えば、遊び場の滑り台で我が子が自分より小さい子供を押しのけて横入りしても、「○○ちゃん、順番でしょう?」と穏やかな声で一度声をかけるきり。後は幾度同じ事をしても、ただひたすら少しだけ声音に非難めいた色を載せて名前を呼ぶだけ。
もしうちのむん子がそんな事したら、私はかっとなって怒鳴ってしまうと思います。友人の所の息子達(いずれもおっとり系なので、まあむしろ横入りされる方だとは思いますが)が同じ事をしようものなら・・・嗚呼、想像するだに恐ろしい。多分、一度目は怒号、二度以上同じ事をしようものなら即座に滑り台から引きずり下ろされ、小脇に抱えられて即刻退場でございましょう。先日、「怒鳴る親」な友人が、
「しんどいのよー、そこだけ切り取ると正に“虐待!”って声で叱り飛ばしてる訳じゃない。最近ことに世間の目が痛いのよねー」
と呟いておりましたが、本来的には「どんな時にも穏やかで叱らない親」の方が信用ならんかも知れん、と思う昨今でございます。
不思議といえば、自分の子供に普通に「ちゃん」付けする親もこれまた結構多い。これが私には大層不思議でございます。いや、まあ、うっかり呼び難い名前をつけてしまったので渾名的に「○○ちゃん」というのはまだアレなんですが。ちょっとした注意を与える際に(それこそ、前述の「順番でしょう?」みたいな時に)までちゃん付けするってのは、あれは一体何なんでしょうね?お受験対策か何か?あれ、ちょっと気持ち悪いと思うのは私だけでしょうか。こないだ4歳位の男の子に「○○ちゃん!」と呼びかけている親に遭遇した時には、思わず振り返って顔をまじまじと見つめてしまいました。うーん、子育てって家庭それぞれ。と、ほんのり毒吐きな今日の日記。ええ、前述の「押しのけて横入り」、されたのはうちのむん子でございます。うはは。ぼけーっと押しのけられてる我が子のドン臭さがまた恨めしいったら。