先日ふと風呂の中でテレビをつけてみたら、『デンジャラス・ビューティ』を放映しておりました。しばらくぼんやり見ていたのですが、やはりどうしてもあのお顔からあの声以外の声が発せられるのにはどうにも違和感が。

・・・何とか一つ、サンドラ・ブロックの吹き替えは高田聖子サンに固定して頂けないものでしょうか。この二人脳内ですっかりごっちゃになっちゃってるんで、今更別の「いかにも吹き替えでっす」な張りのある声で吹き替えされると、もう何ともいえぬむず痒さが。あはははは・・・。
実は、『スーパーテレビ・情報最前線』が時折ぶっ飛ばす「ホスト実録モノ」が好きな私。
「おお、今日やってるじゃん!」
という訳で、むん子寝かし付けて久しぶりにいそいそとテレビの前に陣取りました。流石にビデオ回す程好いている訳では無いので、家事雑事にかまけている間に最初の数十分は見逃したんですが。やあ、相変わらず香ばしくて楽しいねえホストの世界は。
何と言っても、女性のそういった方面の職業に就いてらっしゃる方々に比べて、あまりにもあまりにも悲壮感が乏しいのが、「テレビ」で遠くから視聴してて思い切り楽しめてしまうポイントかと。彼らの姿は、悲壮というよりむしろ滑稽としか表現の仕様が無く、本日も様々に繰り広げられる「ホストの苦悩」に思わずニヤニヤ笑いを炸裂させてしまった私なのでありました。ま、本人たちは本人たちなりに色々苦悩してるつもりなんだろうけどね。でも、ドンペリプラチナがどうのだの、ルイ十三世は1本100万円だのという世界で「責任が」とか「加齢が」とか「身体に爆弾が」などと言われても、「はぁさいざんすかそりゃそりゃこりゃこりゃ」とニタニタするしかありませんわよ。
何ていうのかな・・・番組内で、日の出の勢いの若いホストが言っていたんですが。
「お客は金!金でしかない!」
と。実際この彼は、入店してきたお客に向かってやれ高い酒を入れろだの今すぐ銀行で金下ろして来いだの、まあもう言いたい放題(お客の側もある意味それを楽しんでいるらしく、「ああいうオラオラな所がいいのよねえ」等と言っている所がこれまた私の理解の範疇を超えている訳ですが)。つまり、毎月大枚を稼いでおりながらそこまで客(=お金を自分に齎してくれる相手)を軽んじているおばかちゃんならば、テレビのこっちでいくら無責任に軽蔑してやっても別に構わないだろう、という磐石の安心感が、私をこの番組のこの特集に引き寄せているのかも知れません。
それにしても、凄い札束だったなあ・・・あぁ面白かった(我ながら根性悪)。