オット拝み倒してむん子の世話任せて、行って来ました『スターウォーズエピソード3 シスの復讐』。やあ、頑張ったねジョージ!一応いろんな部分の辻褄も合ってたし、それでいてちゃんとエンターテインメントとしても成立してたし。シーンチェンジのワイプの度に何らかの飛行物体がぶーんと画面を横切る、というお約束の多様には流石に軽く失笑しましたが、面白かったです大変に。
実を言うと、ここしばらくあっちこっちで「さあ!EP3を観ようね!」といわんばかりに放映されていた旧作を一つも見る事が出来なかったので、慌てて木曜日に『スターウォーズ解体新書』なる文庫本買って来て付け焼刃の予習復習しといたんですが。これ、はっきり言って正解でしたね。この映画、最終的にはあくまでも“スターウォーズ・サガ”の輪環構造を補完するための作品ですから、他の5作品について記憶が薄いと面白みも半減かも。余裕のある方は、ぜひ一度全部見直してから劇場においでになることを心からお勧めいたします。
しかしジョージ、やっぱりメロドラマはヘタだなー(笑)。そういうシーンになると、役者の熱演にも関わらず一気に緊張感が途切れるので、何と言うかかんと言うか。あれ無くしては成立しないストーリーなのに、あれが一番邪魔だったような気がしましたわ、個人的には。というか、(ネタバレ)お腹に双子が居るのに行動が身軽すぎるぞパドメ。妊婦が星間移動なんかしていいのかパドメ。父親があんなになっちゃってもうアンタしか居ないんだから、ちょっとは腹据えて子供の面倒見てやろうやパドメ。。あーあ、ナタリー・ポートマンは好きなんだけどな。や、アナキンとパドメよりアナキンとオビ=ワンの方がよっぽどメロドラマしてて、最近食傷気味の私としては「妙な狙いを付けるな!バカ!」と非常に苦々しい思いをした訳ですが。
相変わらずマスター・ヨーダが最高にキュートだったのと、「サミュエル・L・ジャクソンさま、こんなにも素晴らしい形で願望(執念)が実っておめでとうございます」と思わず深く頭を垂れたのと、(ネタバレ)「ちょっとちょっと最近安売りしすぎじゃない?っていうかそれでいいの?リー御大。『LOTR』でもあんな扱いされて・・・お気の毒過ぎますわ」と軽くうなだれてしまったというのが、主たる感想かと。
帰宅しましたら、オット曰く。
「息抜きをして楽しんでくる事に関しては何の文句も無いし、むん子と半日二人で楽しかった。でもね、でもね、ストーリーに関して一語でも漏らしたら一生恨むからね
あー、そうなのよね。友人と観に行くと、家に帰って一言たりとも感想を述べる事を許されないのがしんどい処ではあるのよね・・・私は喋りたくて仕方が無いんだが。あ、ちなみに、オットとは逆に、私は「観なかった芝居」「観なかった映画」に関しては、出来る限り根掘り葉掘り聞きたいタイプ。だから、今回とは反対のパターンで、オットだけが何かを観に行った場合には、もの凄く口の重い(自分が「聞きたくないタイプ」だからね)オットから色々聞き出すのに本当に苦労するのよ・・・。ああ面倒くさい。オット、とっとと1人で観に行ってくれないかなあ<わがままです。