雨の中、ムスコを抱っこ紐にくくりつけて泣き喚くムスメをタクシーに蹴り込んで(ムスメは電車タクシーバスを問わず、公共の交通機関が大の苦手)、ムスメの3歳児健診に行って来ました。ああ贅沢。でもねー、うちからじゃ保健センター行きのバスも無いし、自家用車も自転車も無いので、雨に降られるともうタクシーしかテが無いのですよ・・・不便ったらありゃしません。
日程も、「6月15日午後1時にいらっしゃい!」と通知がぺらっと来ただけ。予備日については、「指定日に来場出来ない場合は別の週の同じ曜日同じ時間にセンターに来なさい」と。あのー、「木曜日はダメ」って場合は一体どうすればいいんでしょうかねえ。あるよね、本人や兄弟のお稽古事が木曜日だ、というケース。それに、1時から1時半受付でそれ以外の時間はダメ、って言われたら・・・上の子がいる家庭は、幼稚園のお迎えどうすんのよ。全く何も考えてないったら・・・ぶちぶち。
尿検査質疑応答計測内科健診歯科検診、すべてクリア。歯科検診は、診察台に乗るのを嫌がって大泣きしたんですが、
「あー、クチ開けて泣いてるから見えやすいねー」
と先生に小ばかにされながらちゃちゃっと診療終了しました。ははは。
とりあえず、「身長も体重も平均値内ですね!」とニコヤカに保健婦さんに言われたんですが、身長は平均値帯の下限ぎりぎり、体重は帯の上3分の1。明らかにデブって事ですわね、あうう。この夏は、母娘でダイエットか・・・。
私達が出かけた時間帯は、全部で10組の親子が同時に説明を受けたんですが。
「ああ、ワタハンだわー」
な父娘ペアが1組。そう、内田春菊の『私達は繁殖している』に出てくるユーヤみたいな、「俺って一見“お父さん”っぽくないけどちゃんと育児にも参加してんの。イカスよね」という風情を全身から漂わせたお父さんが娘を連れてきていて、私は内心苦笑したのでありました。娘の3歳児健診に、わざわざ要潤みたいなポロシャツ着てキメて来る必要は無かろうよ、なぁ。アレに影響受けた人って、どうして一目で「あッ、こいつワタハンッ!」と判るんだろうか。

中に1組、とっても可愛らしい親子が。
ムスメちゃんの顔立ちが、「え?縮小コピー?」っていうくらいにお母さんそっくりなんですね。で、お母さんもかなりその辺を意識しているらしく、テイストの似た服(しかし、子供単体で見るとそれはそれで似合ってて可愛い。勿論、ペアルックではない。そのテイストの似せ方も実にツボを抑えていい感じだった)に同じ髪形をして、二人でニコニコしてる訳。お母さん自体がかなり童顔なので、そっくりとは言っても妙な不気味さは皆無で、実にキュートな親子の姿でありました。うわー、羨ましい!うちなんか似てるのは体型だけだから、ハハコであんな可愛いお遊び出来ないわあ・・・とついつい見とれてしまいましたわ。
で、家に帰ってまったりしておりましたら、ブランジェリーナ(と呼び習わすらしい。いいのかそれで)の子供の画像がネットに出ておりました。
口元はアンジェリーナ、鼻の辺りはブラピ、全体的にはやっぱりアンジェリーナ寄りかなあ、というベイビーちゃんの写真。ナンというか・・・美男美女って、遺伝子の自己主張も強いんでしょうかね?顔ん中でアンジーとブラピの構成要素が喧嘩してるようなお顔立ちで、どっちに転んでも派手な顔になりそうだなあ・・・とつくづく見惚れた事でございました。
ちなみにうちの子供たちは、誰にどう見せても
「コレは一体・・・どっち似の顔なんだろうね?」
と悩まれます。
敢えて言うなら、娘は父方の祖父似、息子は父方の祖母似という感じでしょうか。どうも、オット系列の血の方が微妙に強いようです(義弟んとこの姪と甥はどっちも義弟にうり二つ。甥はともかく姪がちょっと哀れ)が、「うわー、口元がお母さんそっくりね」とか「目元はパパから貰ったのね」などという台詞はどこを押しても出てこないのがうちの子供たち。
特にムスコは、産まれたばかりの頃何故か角度によって出川哲郎に見える事があり・・・出川が大の苦手な私は、乳児特有の「顔立ち変化」が発言するまでのしばらくの間、非常に苦悶したものでございます。いやもうホント、真剣に
「この子を愛せなかったらどうしよう」
と思ったさ。うはははは。ああ、ブランジェリーナん所とうちの、この彼我の巨大すぎる差異ってどうよ。同じ人類だろうに。とほほ。